生涯、学習していきたい

いろいろなことを考えるのが好きです。

いじめる側が100%悪い

 

 

こんにちは。いつも初心者のぽんきちさんです。

今日はいじめについて考えたいと思います。

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職場いじめ・パワハラのイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

「いじめられる側にも原因がある」は嘘

よく、いじめが起こるとこのような声が聞かれます。

「そりゃあいじめる方が悪いけれども、

いじめられる方にも原因があるんじゃないの?」

「あなたが悪いからいじめられる」

「あなたが生意気だからいじめられる」

「あなたがおとなしいからいじめられる」

 

これは本当でしょうか。

f:id:ponnkichi:20171215094103p:plain「うそですね」

 

「いじめられる側にも原因がある」というのは完全に嘘です。

いじめられる側に、いじめの原因はありません。

原因は必ず、いじめる側にあります。

 

 

欠点のない人間はいない

その理由のひとつに、「欠点のない人間はいない」ということがあげられます。

どのような人間にも、欠点というものがあるものです。

生意気だったり、だらしなかったり、おとなしかったり、鼻につく言動をしたり。

いわゆる悪いことをする人だけじゃなく、

「普通に」「誠実に」生きている人間にも必ず欠点というものはあるものです。

 

「欠点があるからいじめられる」とすると、世界中の誰もが同時進行でいじめられ続けなければいけないことになります。

そんなことは現実的に起こりえません。

いじめられる側に「欠点がある」からいじめられるのではないのです。

 

 

ではなぜいじめが起こるのか?

では、なぜいじめが起こるのでしょうか。

それはいじめる側がいじめられる側の人のある部分に「反応」をするからなのです。

それはどういうことなのか。

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目の前に、Aさんという人がいたとしましょう。

Aさんは、時間にルーズでいつも迷惑をかけてくるとします。

あなたは、そんなAさんにいつもイライラしてしまいます。

そこで、あなたはどのような行動をするでしょうか?

 

Aさんの望ましくない行動に対してあなたが「反応」し、

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直接的・間接的にAさんを攻撃するような言動をとれば

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それがいじめのはじまりなのです。

 

相手の望ましくない行動と、自分が取る行動は切り離して考える

Aさんは、あなたにとって望ましくない行動をしているかもしれません。

そして、あなたは迷惑をしているかもしれません。

もしくは、Aさんを見ているとなんとなくイライラしてくるとか

Aさんがいるために、物事がうまくいかないと感じているかもしれません。

 

しかし、Aさんが望ましくない行動をしていることと、

それに対してあなたがAさんを攻撃するような言動をすることは

まったく別の問題です。

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あなたにとって望ましくない行動をしている人がいるということと

あなたがそれに反応して、意地悪や嫌がらせをするということは別の話なのです。

 

相手の望ましくない行動は、そのまま「望ましくない行動」。

それに対するあなたの行動は、変えることができます。

「いじめる」以外の選択肢をとることもできます。

 

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つまり、いじめというのはいじめる側が「いじめる」という行動を選択するから起こるものなのです。

 

相手の望ましくない行動に対し、「いじめる」という選択肢を選んでしまうことから起こるものなのです。

 

相手の望ましくない行動と、自分の行動は完全に別のものです。

切り離して考えなくてはいけません。

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加害者なのに被害者のように思う理由

いじめの加害者である人が、「あいつが悪いからこうしなきゃいけなかったんだ」と

あたかも自分の方が被害者であるようにふるまうのは

以上のような理由があるからなのです。

 

「相手が悪かったから、こんな意地悪なことををしなきゃいけなかったんだ」

「本当は優しくしたかったのに」

「自分は悲しいよ」

と、加害をしておきながら

自分の方が被害者だと思っているのです。

 

これは、相手の行動と自分の行動を分けて考えられない人に起こる現象です。

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自分がいじめをする理由を、相手のせいにしているのです。

それは、「相手の行動に自分は逐一反応しますよ」という幼稚な告白をしているのと同じことです。

 

いじめに限りませんね。DVやパワハラなどを繰り返す人は、なぜか自分のことを被害者だと思っていることがあります。

自分と他人の区別がつかず、他人が自分と同じように考え、行動しないと我慢ができないのです。

我慢ができないから、「相手のせい」ということになるのです。

 

 

 

 いじめをしない方法

上記のことから、いじめをする側に回らないためには

「いじめる」という選択をしないことです。

他にも選択肢はあるのです。

 

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他の選択肢があるのに、あえて「いじめる」選択をした人が

いじめをする人になるのです。

相手のせいにして、自分は被害者のような顔をして。

 

  • 自分と他人は違うということを知る
  • 相手の行動にひきずられない
  • 相手のせいにしない
  • 「いじめる」以外の選択肢に目を向ける 

 

これらのことができない人が、いじめる側になるのです。

いじめる側が100%悪い

以上の理由から、私は

いじめる側が100%悪いと考えています。

「いじめられる側にも原因がある」

「身を守る手段を考えなかったから」等の意見には断固反対です。