生涯、学習していきたい

いろいろなことを考えるのが好きです。

小学校で「将来の夢にユーチューバーと書くの禁止」となっているところがあるらしい

先日、子供がこんな記事を見つけたそうです。

「将来の夢に、ユーチューバーって書くのを禁止している

小学校があるらしい」

f:id:ponnkichi:20180329212850j:plain

https://www.pakutaso.com/20180211039post-15140.html



 

 

 

へー、どうしてでしょうね。

いろいろ、ありそうな理由を考えてみました。

1.そのような浮ついているもの、虚業はだめだ

2.将来性がない(すでに過当競争が起こっている)

3.「大変だから」という理由

 

一つ一つ考えてみましょう。

1.そのような浮ついているもの、虚業はだめだ

何か、「ユーチューバー」と聞くと

  • 地に足がついていない
  • 就職もしないで好きなことだけをしている

というイメージがあるような気がして、禁止されているのかなあという説です。

 

しかし、どう考えても専業ユーーチューバーと言われる方々が

「就職もしないで好きなことだけをしている人」

(言い換えると怠けている人)には見えないんですよね。

 

1人で全ての構成を考え、撮影をし、編集をし、アップするのです。

構成を考えるのも自分、撮影機材を用意しカメラワークを駆使し、話をするのも自分。

機材を用意して編集作業を行うのも自分、それをユーチューブにアップするのも自分。

サムネイルの画像を用意するのも自分、音響をつけるのも自分。

 

1つの分野で職業として極めるのも大変なことなのに、全て自分で行う必要があるのです。

 

また、再生回数や視聴時間、チャンネル登録者数、そして広告収入などの結果は

全て自分が負わなくてはならない責任です。

そこには、自分の作った動画への評価が残酷なまでに明らかにされているのです。

たとえうまくいかなくても運や社会のせいなどではないのです。

責任を取ってくれる人もいません。

そして、いつまでも同じことをやっていけるわけではありません。

毎日、少しずつ質を上げていくために努力を続けなくてはならないのです。

そして、その努力をやめたらおしまいです。

 

アクセスを集めるのも容易なことではありません。

あえて炎上させるような言動をすれば、一時的なアクセス増を見込めるものの

そのようなアクセス数は長続きしません。

もっとも大切な「信頼」を築くことができません。

 

社会でまじめに働くことの数倍の「まじめさ」が必要になるのです。

 

2.将来性がない(すでに過当競争が起こっている)

将来性がない、安定していない、というのも大きな理由になっているでしょうか。

 

確かに、職業としては新しい形のユーチューバー。

将来の保証などどこにもありません。

 

しかし、先のことなど本当は誰にもわからないのです。

確かに、会社員として働いたほうが、専業ユーチューバーとして働くよりも

多少は安定しているかもしれません。

しかしその会社員という身分は、あなたの10年後を保証してくれているわけではありません。

 

今ある職業でも

10年後にはなくなっている職業は、思ったよりも多いかもしれません。

自動運転車が完全に実装されていたなら、

自動車学校の先生などの仕事、バスやタクシーやトラックなどのような運転を仕事とする職業はなくなっているかもしれない。

ブロックチェーンの技術が安定したら、たとえば銀行などの金融業はかなり縮小している可能性もあります。

現在は安定的な職業と思われている公務員も、AIが普及したら「人間の手」はそんなにいらなくなるでしょう。

そして、他の人がやりたがらないような非常に大変な仕事が公務員の仕事として残っている可能性があります。

低賃金で残業代もなく。

 

流通や小売業も、大きく姿を変えていることでしょう。

現在インターネットの広告で稼いでいる人も、グーグルアドセンスひとつとっても変化が早くなってきているので

同じ形で続けていられるとは限らないでしょう。

 

先のことはわからないもの。

そんなときに心の支えになってくれるのは、

夢中になれるものや好きなものだったりします。

だから、小学生に禁止するとしたら

「あなたの好きなことをつぶすこと」

なのかなーと思ったりします。

 

3.「大変だから」という理由

ユーチューバーのみなさんは、

毎日いい動画を作ろうと

寝ないで編集作業をしていたり、

食生活がおろそかだったり

「とにかく大変」というイメージもあります。

心の底から「お休みの日」というのもほとんどないのではないでしょうか。

 

そんな、体をこわすような大変な仕事は選択しないほうがいいよ、という

優しい気持ちで禁止をしている可能性もあります。

 

それ、いいですね!

 

その考え方がどんどん広まって、

小学校の先生もしっかりと休日を取るようにしたらいいと思います。

 

人の心身を思いやる感じが世の中に広まっていけば

ブラックな働き方を強制するような考え方がなくなっていくことになります。

 

「将来の夢に、ユーチューバーと書くの禁止」と言われたら

「どうして禁止されるのかな?」と考えてみたらおもしろいですね。

他にも理由があるんだろうなあ。

 

もしも、禁止している先生や

禁止された経験をお持ちの方がいらっしゃったらお話を聞いてみたいです。