「足裏いてーよ」の恐るべき効果
足裏のマッサージが好きです。
そりゃあもう、狂おしいほどに好きです。
青竹ふみ
本当に竹
子供の頃、実家には本当の竹の青竹踏みがありました。
踏むと、土踏まずのラインにぴったりフィットして
子供心にすごく気持ちがよかった記憶があります。
受験生になると、座っている時間が長くなるので
足がむくみがちになりました。
そんなときにも、これを踏むとすっきり。
この上で一人しずしずと足踏みをすると心まで軽くなるようでした。
こいつは心の友だぜ……!
ぼつぼつがついたもの
そんな私ももう少し 大きくなると、
竹だけでは満足できないわがままボディへと進化をとげました。
もっと…もっと足裏の刺激をしたい。
そんなときに、ぼつぼつ(突起)がついたものを発見するのです。
こんな感じの青竹ふみとの出会い。
これは上位バージョンですが、
私が出会ったのは100円ショップでした。
確かダイソーさんだったように思います。
「これは買いでしょ!」
というわけで購入。
竹だけのものよりも
足裏がぐーっと押される感じがたまりません💕
足つぼマッサージを自分でする、という選択肢もありますが
毎日座り込んで足の裏をマッサージする時間はなかったりしますよね。
おまけに、マッサージをするのはけっこう体力がいります。
その点、青竹ふみは自分の体重でマッサージができる上に
本を読みながら、歯を磨きながらと「何かをしながら」マッサージするのに適しています。
すばらしー!
というわけで、しばらく愛用していました。
マッサージの順序
最初はやみくもにただひたすら踏んでは
「ここが痛い」「痛いから効いている気がする」と
一人ドMな感じで楽しんでいたのですが、
そのうち「足裏マッサージにはお作法があるのでは…」と思い始めました。
そこで読んだのはこの本。
この本にはマッサージをする順番や
足の裏のどの部分が身体のどの部分に対応しているのか、などという図が載っていました。
久しぶりに読んでみようと思ったら、度重なる引越しのときに断捨離の対象になってしまっていたようで、家にはなかった…。
確か、左足から順に
腎臓⇨輸尿管⇨膀胱の順番に刺激をしてから
他の部分のマッサージに移っていくという話だったと思います。
まずは老廃物の出口をととのえてからマッサージをするというわけですね。
私は腸のあたりの足裏がゴリゴリなので
「これは日頃は便秘がちでたまに下痢をするという体質だからか…」と
非常に納得したものです。
ついに「足裏いてーよ」を購入
そんなこんなで、長年ダイソーさん(多分)のぼつぼつつき青竹踏みで大満足をしていた私だったのですが
ふと思い始めました。
「もうすっかり慣れて、効いている気がしない…」
これはもしや耐性というものでしょうか。
アルコールにも耐性があるように
足裏マッサージも耐性があるというのでしょうか。
ダイソーさんのぼつぼつは、ある程度規則正しく並んでいるため
マッサージの効果もある程度分散されているような気がしたのです。
あるツボはすごく痛みを感じる部位なのに、
周りの突起がそこに直撃するのを避けるように守ってくれているイメージです。
いや!私はもっと冒険したいの!
おてんば姫アリーナさんみたいなことを思い、
今度はこちらを購入してみました。
これ、たためるんですよ。
けっこう省スペースです。足すかる。
箱に、こんな感じの絵がついていたので
「またまた〜〜」「大げさなんだから」と思う私。
こんなスーパーサイヤ人みたいな頭になるはずないよ。
そしていざ試乗。
「!!!!」
「……んあああああ!」
こ、これは痛い!
長年足つぼマッサージを続けている私ももんどりうって転がるほど痛い!!
凶悪な高い突起
ほかの突起はいいのです。
先ほどの図の、一番上にある高い突起が凶悪なのです。
ごらんいただけるだろうか、中央が高くなっているタイプの突起を……。
これにうっかり全体重をかけて立とうものなら
頭髪が総立ちになってしまいそうな痛みです。
「やべえ…やべえやつだこれ…」
日常に潜む危機。
こんな身近なところにラスボスは、いた。
そこで私は考えたのです。
「凶悪なやつを避けて乗ればいいんじゃない?」
オススメの立ち方
ここで、私のオススメの立ち方を伝授いたしましょう。
「足裏いてーよ」は、真上からみるとこんな形になっています。
凶悪な突起は、赤丸で囲んだところです。
ここを踏むと地獄が待っている。
とてもじゃありませんが、ドMじゃない人や足裏マッサージ初心者が乗られるしろものではありません。
なので、青の線で描いたところに乗りましょう。
慣れた人であれば、この凶悪なところを避けさえすれば
乗りながら洗い物だってできちゃうはずです。
オススメの使い方
しかし、どこか悪いところがあったり
慣れていない方は、青のところでも立てないと思われます。
そんなときには、椅子のしたにこの「足裏いてーよ」を敷き
椅子に座りながら踏むことをオススメいたします。
というか、慣れている人も最初は座って乗ったほうがいいかもしれない。
座りながらなら、新聞でも読みながらふんふーん♪と余裕の表情でいられることに気づいて
余裕をこいて座っていました。
これなら、凶悪なやつも怖くありません。
万能感に満たされながら
あちこち踏んでいるときに、気づきました。
「!!」
「い、痛い……!」
なんということでしょう。
座って踏んでいるにもかかわらず、猛烈に痛いところがあります。
足の裏の真ん中あたりです。
足から脳天に突き抜けるような鮮やかな痛みです。
ここで、私は思ってしまったのです。
「このまま立ったらどうなるんだろう?」
後から思うのです。
この時の私を叱り飛ばしてやりたいと。
しかし、思いついたらすぐに実行しないと我慢できないタチのバカ(私)は
ついうっかり立ってしまったのでした。
マジで痛い
その時の感覚を、私はいったいどう表現したらいいのでしょう。
思わず意識すら遠のきそうなその痛みは、
私が今まで経験した中ではあの痛みに近かった。
それは
「出産」
「あが、あがががががががオドああああ……」
もはや人類から発せられているとは思えないような声を出して崩れ落ちた瞬間、思いました。
オーマイゴッドネス。
足の裏が猛烈にドクンドクンいっています。
出産の痛みを経験してみたい方はぜひとも「足裏いてーよ」でお試しいただければいいのではないかと思います。
ちなみに効果は?
そのまま寝ると、ふわあっと足が温かくなってまさに至福のひととき。
今は夏ですが、冬に行ったらこのあたたかさはやみつきでしょう。
翌朝感じた効果は以下のとおりです。
- 足があたたかい。
- 体が軽い。
- 頭痛が少ない。
- 快便。
そして、その効果は寝ているときだけではありませんでした。
今年度になってから、用事ができて外をよく歩くようになったのですが
外を歩いているときにまで
謎にマッサージをうけているような気持ち良さがありました。
これはすばらしい!
注意点
足裏マッサージは非常に効果があるのですが、
注意をしなくてはならないこともあります。
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
●重病や伝染病を患っている人
●ケガをしている人、場所
●酔っ払っている人
●食後すぐ
また、このような方は刺激を弱める必要があるとされています。
●お年寄り
●赤ちゃんや体が未発達な子ども
●妊娠中の人
詳しくは上記のサイトをご参照ください。
適度な刺激で足裏マッサージを楽しみましょう。