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いろいろなことを考えるのが好きです。

ベビーカーという文明の利器のすばらしさを語りたい

定期的に沸き起こる、「ベビーカーの是非を問う」論争。

私は、そんなもの必要に決まっているだろというスタンスです。

今日は、ベビーカーという文明の利器のすばらしさについて語りたいと思います。

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ちなみに、私は便利大好き人間なので

「不便なほうがいい」という論調には賛同しかねる。

こちらの記事でも力説しています。

ponnkichi.hatenablog.com

 

ベビーカーのすばらしいところ

  1. 重い赤ちゃんを車輪で楽に運ぶことができる
  2. 赤ちゃんには荷物が多いものだが、荷物を運ぶのも楽になる
  3. 赤ちゃんが眠ってしまったときにも安全に運ぶことができる
  4. きょうだい児がいたときにはますます便利になる
  5. 運ぶ側に疾患や障害があるときに楽になる 

 こんなところでしょうか。

1.重い赤ちゃんを車輪で楽に運ぶことができる

 赤ちゃんは、ふわふわで柔らかそうで、実に軽そうに見えます。

しかし彼らの実態は新生児でも3kgほど、

大きければ0歳でも10kgを超えてきます。

 

ぬいぐるみのように軽く見えますが、1時間2時間とずっと身体にくくりつけて運んでいると

ダメージが身体に蓄積されます。

 

「そのくらいの重さなら登山家とかには平気なんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、彼らは荷物ではないのです。

歩けない、座れない彼らは一時的に下ろすということができません。

オムツ変え台の上や椅子など、ごく限られた場所じゃないとおろせません。

おろせる場所があっても、眠ってしまったあかつきにはうっかりおろすと泣いてしまいます。

 

そして、荷物ではないので動きます。暴れます。

さらにとても繊細で、どこかにぶつけたりしたら大変なことになります。

 

そんなときに!じゃじゃーん!

車輪ではこぶー。

 

車輪のついたもので運搬するということを発見した古代メソポタミアの方に感謝。

2.荷物を運ぶのも楽になる

赤ちゃんと移動するときには、非常に多くの荷物が必要になります。

替えのおむつや着替え、おもちゃやタオル。

粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんには粉ミルクとお湯も必要になります。

下ろせない赤ちゃんに、相当な量の荷物。

運搬も大変です。

 

そんなときに!じゃじゃーん!

車輪ではこぶー。

 

古代メソポタミアの皆様に感謝(以下略)

 

3.赤ちゃんが眠ってしまっても楽に安全に運ぶことができる

赤ちゃんというのは寝るのも仕事の一つです。

お出かけ先でも、その仕事を一生懸命に遂行してくれます。

そして、眠ると不思議なことに重量を増します。

 

そんなときに!じゃじゃーん!

車輪で(以下略)

 

ちなみに、寝るのは赤ちゃんだけじゃないからね。

3~4歳になっても、彼らはバッテリーがなくなるギリギリまで動き続け、

そして突如電池切れを起こして眠るからね。

さらに赤ちゃんの頃と違って重量を増しています。

そんなときにベビーカーがあると泣くほど便利です。

 

4.きょうだいがいるとますます便利

ますます便利、と書きましたが

ベビーカーがないと移動が不可能になる場合もあります。

  • 双子
  • 年子
  • きょうだいや本人に障害がある
  • 連れあるく人になんらかの疾患がある

これらの場合には「ベビーカーって便利✨」なんてものではなく

「ベビーカーがないと実質家から一歩も出られない」という状況になります。

 

まず、首の座っていない子を2人以上抱っこして出かけることは不可能です。

(抱っこする側が1人の場合)

「だっことおんぶをすれば?」と思うかもしれませんが

首のすわっていない子をおんぶすることはできません。

 

また、首が座って腰もしっかりしてきておんぶできるころになったら

一人当たりの重量が7kgほどになっています。

2人合わせて14kg。

しかも各自が自由に抱っこひも、おんぶひもの中で暴れるのです。

大抵のお父さんお母さんはゴリラではないので、多分無理です。

 

ちなみに年子も同じ状況です。

人は1歳になってもすぐに寝ます。しかもそんなに歩けません。

 

複数人連れあるくときに、だれかに障害がある場合もそうです。

ひどいときには子供用車椅子とベビーカー2台もちになります。

 

5.連れあるく人に何らかの疾患がある

最後に、連れあるく人の状況にもよります。

抱っこひもで赤ちゃんを連れあるくときに、お父さんやお母さんが

  • 四肢に障害があり、物理的にだっこできない
  • 貧血や内部障害があり、体力的にだっこできない
  • 腰痛や腱鞘炎があり、物理的にだっこできない

という状況も存在します。

たぶん、多くのお母さんが腰痛持ちなんじゃないかしら…。

あと、慢性的に寝不足になっていることが多いので体力的に長時間の抱っこが難しい方も多いはず。

 

そんなときに!じゃじゃーん!(以下略)

 

 

「昔の人はつかっていなかったでしょ」という意見に対して 

 そんなことを書いていると、

「でも昔の人はベビーカーをつかっていなかったでしょ」

「みんなばってん型のおんぶひもを使っていたよ」

という意見が出てきます。

 

「だから、電車にベビーカーで乗ってくるな」

というメッセージなのですが

この、「昔の人はつかっていなかったでしょ」という意見、いいですね。

大好物です。

 

そんなお方にはこんなご提案を✨

  • 水洗トイレは使わず、汲み取り式に変えること。
  • 下水道はいらない、自分でどぶさらいをしてね
  • 上水道もいらない、自分で水汲みに行ってね

え?できない?だって

昔の人はこうしていたんでしょ?

 

あと、もちろん

  • 深刻な病気になっても、現代医療のお世話にならないこと

だって、昔の人は薬草でなんとかしていたんでしょ?

そうそう、脳出血などの疾患は「中風」って呼んでね。

 

そうそう、

  • 洗濯機は処分して洗濯板とたらいで洗濯してね
  • 冷蔵庫は処分して、その日のうちに食べるものだけを用意してね

だって、昔の人はそうしていたんだから!

 

********************

この「昔の人は〇〇だったんだから今のお前もこうしろ」という意見は

自分に関係のない部分にしか出てこない意見なんですよね。

自分と無関係だからこそ、

「昔のひとはこうしていたんだからお前もがまんしろ」と

言えるわけです。

 

たぶん、ばってんおんぶひもの記憶が強い人は

その当時の乳幼児期の死亡率の高さを忘れているし

「産後の肥立ちが悪くて亡くなる」方が多かったのも忘れている。

 

赤ちゃんの子守を、小さな子供が担うのが当たり前だったころ

おんぶする子供の骨格が曲がったり

教育を受けられなかったり

子守り中に事故で亡くなった多くの子のことを忘れている。

 

 

よくなった部分には目をつぶって、

今自分が不快だと思うことだけに反応しているわけですね。

 

 

「自分が迷惑だと思っている」ことを「社会の迷惑」と言う方に対して

 

自分が迷惑だと思った、というのは何も責められることではありませんが

それを

「みんな」が迷惑していると言い換える方。

その、ご自身が社会の代表者だと思っている自覚の高さ、いいですね。

大好物です。

 

社会の代表者たる方ですから、

きっと高潔な人格をお持ちなのでしょうね。

その志を、社会を良くする方向に使ってほしいと思います。

 

 

というわけで、非常にすばらしいベビーカーという古代メソポタミアより受け継がれし文明の利器。

どんどん使って欲しいと思います!!